血小板輸血後効果判定 補正血小板増加数(CCI)計算

濃厚血小板製剤を投与しても血小板上昇が不十分な場合には血小板輸血不応とし、
その判断には補正血小板増加数(CCI:corrected count increment)を用いる。

補正血小板増加数(CCI:corrected count increment)(/μL)
= ( 輸血後血小板数[/μL]- 輸血前血小板数[/μL]) ✕ 体表面積[m2]÷ 輸血血小板数総数[ ✕ 1011

輸血終了後1時間(CCI-1)もしくは24時間(CCI-24)で判定。CCI-24は輸血翌朝の測定値を用いるのも可。血小板が不相応に低下する機序がなければ、CCI-1では7500~10000/μL以上、CCI-24は4500/μL以上となる。

CCI-1 4500/μL未満 免疫機序による血小板輸血不応疑い
CCI-24 7500/μL未満、CCI-1 4500/μL以上 非免疫機序による血小板輸血不応疑い

免疫機序による血小板輸血不応→抗HLA抗体/抗血小板特異抗原(HPA)抗体有無確認
非免疫機序による血小板輸血不応→血小板消費亢進(DIC、脾機能亢進)、発熱、出血)、血管腫、薬剤性など

利用前に必ずお読みください
こちらの計算ツールは当サイト管理人自身が日常業務で使用しているものをシェアしています。
計算ツールの作動は確認しているものの、もしかすると不具合がある場合もあります。その際にはお問い合わせ欄より教えていただけますとありがたいです。
当サイトは記載されている治療法や薬剤、診療、計算ツールは正確であることを心がけていますが、日進月歩の研究や臨床経験の蓄積により新たな知見が得られたり、その解釈の相違や個々の臨床における状況の違い、また、ときには人為的ミスにより、他の情報源による情報と当サイトの情報が異なることがあります。
また、得られる計算結果や情報等から生じる一切の出来事への責任は負いかねますので、ご理解のうえ、ご利用ください。

血小板輸血不応効果判定計算ツール

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SHARE
この記事の目次