総合内科

診断プロセス上の問題 diagnostic error

・患者の健康問題について正確で適時な解釈がなされないこと。もしくは、その説明が患者になされないこと
・背景には認知・心理的要因が多く関与する(認知バイアスの代表は下記)
・医師が適切な診断能力を維持するには、自身の認知的特性について客観的に振り返ることが重要である。

premature closure (早期閉鎖)

推論が何らかの暫定的な結論にたどり着くと早々に考えることをやめてしまい他の可能性を十分検証できなくなること。
(診断プロセスに影響するものの中で最も多い)

base rate neglect (有病率の無視)

統計的に頻度の低い仮説に過剰反応すること。
「最悪の場合」を想起することは診断上有益でbase rate neglectとは異なる。

commission bias (実行バイアス)

医師自身の不作為によって生じうる不利益を回避するために不必要な介入を実施すること(過剰検査や過剰治療)。

confirmation bias (確証バイアス)

自身の診断仮説に固執し、合致しない情報を無視すること。

sunk cost bias (埋没費用バイアス)

ある仮説を基に労力を割いてしまった場合に、その労力を無駄にしないようにするために仮説に固執すること。
治療方針の変更に影響しうる。

Psych-out error

症状を精神・心理的要因によると判断し、十分な診察と評価を行わないこと

参考情報:日本内科学会診断プロセス向上ワーキンググループ

★排尿障害(夜間頻尿)

・原因には薬剤性
・薬剤性には抗コリン薬、クロルプロマジン、カルシウム拮抗薬が代表的にはある
・抗コリン薬
・クロルプロマジン
・カルシウム拮抗薬 腎血流の増加で糸球体濾過量も増え尿生産が増えることが要因、頻尿を認める患者への投与に際しては患者に頻尿の可能性や出現したい際に相談するよう説明を行う

★排尿障害(尿閉)

・前立腺肥大、前立腺癌、神経因性膀胱、膀胱腫瘍などで膀胱や尿道の閉塞をきたす
・腹部超音波検査で膀胱内に貯留する尿、前立腺肥大有無、水腎症有無、腎臓形態を評価する
・導尿を行う

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