消化器

まだら食道

食道ルゴール染色し不染帯が散在する
・食道癌治療後の観察でまだら食道の不染帯の出現の程度が増えるほど癌の再発が多かった
禁酒が有効
・禁煙は短期的な効果はない(長期の場合には効果あり)
・まだら食道を認める場合には、厳重な上部消化管内視鏡による経過観察を要する

★萎縮性胃炎
★ヘリコバクター・ピロリ除菌関連事項 (Helicobacter pylori : HP)

・HPの関連する疾患:慢性胃炎、胃十二指腸潰瘍、胃腺腫、胃過形成性ポリープ、胃癌、胃MALT(mucosa associated lymphoid tissue)リンパ腫
・診断:尿素呼気試験 呼気で判定するため非侵襲的。PPI内服中では偽陰性のリスクあり。除菌判定にも使用する。
    抗体検査(血液・尿)内視鏡より負担は少ないが既感染か現在の感染かの判定に悩むこともある
    便中抗原測定 消化管出血や水様便で偽陰性の可能性あり 除菌判定にも使用できる
    内視鏡 迅速ウレアーゼ試験(迅速診断可)鏡検法(サンプリングエラーの可能性あり)PCR(胃液も使用可)
・HP感染胃炎に対する除菌治療は2013年より保険適応
・HP除菌により組織学的な粘膜萎縮や腸上皮化生は改善
・HP除菌により胃癌のリスクは1/3程度まで軽減するが、既感染者は未感染者と比較してもリスクは高い
・HP除菌後再感染率は年1%以下
二次除菌治療(保険適応内)の除菌率90%以上
・HP除菌後も内視鏡による胃健診要

★食道アカラシア

・原因不明
・食道平滑筋Auerbach神経叢変性や消失による下部食道平滑筋(lower esophageal sphincter:LES)の弛緩不全による食物や水分の通過障害
・食物や唾液の食道内貯留によるつかえ感>食道内の貯留物の口腔内への逆流>食道の異常な蠕動による胸痛(胸やけを伴わない胸痛)、慢性咳嗽
・症状は短期間に強くなるものから数年間変化のないものまで様々
・10-30歳代の若年者に多い
・年間発生頻度1人/10万 比較的稀
・確定診断:食道内圧検査で蠕動機能評価と下部消化管括約筋の弛緩不全、上部消化管造影検査(Bird Beak sign)
上部消化管内視鏡検査:食道胃接合部拡張不全、食道胃接合部通過の際の抵抗、胃内から噴門部を観察したときの噴門部粘膜の間隙狭小化 ※軽症の場合には所見は乏しい
・治療:(根本治療)外科的治療 Heller-Dor手術
    (その他)カルシウム拮抗薬による薬物療法、内視鏡的バルーン拡張術
2016年4月より経口内視鏡的筋層切開術(Per-oral endoscopic myotomy)での治療も保険収載へ

★IgA血管炎 Schonlein-Henoch紫斑病

紫斑(皮膚症状)、関節痛、腹痛を生じる

★胃切除後症候群


ダンピング症候群
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