学会でも、
AIのセッションも増えてきています。
AIかあ〜、勉強してみたいなあ…
…と思っても、
どう勉強したら良いのか、途方にくれますよね…。
臨床医で、
AIの独学を継続してきた僕が、
勉強法に関しての個人的な意見を述べます。
あくまで個人的な意見ですので、
その点をご理解のうえお読みください。
医師の機械学習習得、独学は可能か? 〜メディカルAIを学ぼう〜
時間に余裕があって、
気兼ねなく相談質問できる人がいるのであれば可能
もちろん、独学は可能だと思います。
現在はyoutubeでもudemyでも書籍でも、
ためになる教材はたくさんあります。
しかも、探せば無料の教材もたくさん。
時間をかければ、
一つ一つ、調べながら、
教材を探しつつ独学は可能です。
でも、
教材が無料の場合には、
不備があったり、
購入書籍であっても、
間違った記述もあることもあります。
独学の場合には、
自分自身でその問題を調べながら解決しなくてはなりません。
その分、時間がかかるわけです。
time is money.
独学にこだわるメリットを考える
もちろん、
試行錯誤で乗り越えるprocessはとっても大切です。
ですが、
「カンブリア爆発」と表現されるように、
凄まじいスピードで進んでいるAIの分野で
時間をかけてゆっくり試行錯誤するのは、
あまり得策ではないように思えます。
注釈)「カンブリア爆発」とは…
約5億年前に起きた生物の急激な進化は、生物学史上「カンブリア大爆発」として知られています。30億年あまりの進化を超える劇的な進化が、わずか500万年あまりで起きました。
古生物学者アンドリュー・パーカーは、それは「眼の誕生」が原因であったとしています。
眼のおかげで生き物の捕食行動はスピードアップし、脳の進化を早めたとされています。これに準えて、「ディープラーニング」を「カンブリア爆発」と例えられています。
独学でいくのか、
それとも他の手段をとるのか。
自分が優先させたいのは何か…
を考える必要があります。
時間や手間なのか、お金なのかです。
僕の場合
AIを学びたいと、
ある時思い立った僕は、
勉強する方法を探しましたが、
当時はなかなかみつかりませんでした。
周囲に勉強会などの環境がなかった僕は、
独学を始めました。
その都度、
考える日々…
時間がかかりました。
その後、
環境は大切と、
オンラインスクールを選択しましたが、
そこでの出会いや自分だけでは知り得ない情報に出会うことが出来て、
ようやく、
勉強出来ていたつもりでも、
自分の枠の範囲内でしか勉強できていなかったなあ…と知りました。
残念ながら独学は挫折する可能性が高い
これは、僕も身を持って体験していますが、
独学は挫折する可能性が高いです。
どんなに強い志があっても、
機械学習の最初の数学、Pythonやら、
最初、楽しいと感じるところは少なめです。
途中で自分が何をしたいのかわからなくなってきます…。
仕事をしながらであれば、
尚更、
独学で挫折する可能性は極めて高いです。
結論:独学できないわけではないが…
結論です。
AI学習では、
独学できないわけではありませんが、
何を優先するかで、おのずと選択は決定します。
時間をかけることを厭わなかったり、
いつでも質問に答えてくれて、
相談にのってくれる人がいる環境であれば、
独学は可能です。
そうでなければ、
身近に勉強会などの環境があれば参加し、
なければ、オンラインスクールというのが僕の結論です。